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ねじの材質別流通量調査

ねじの材質割合

今回はねじの材質別の流通量調査です。
ただこの統計は頭部形状別や呼び径調査と同様にある「小ねじ」のみで,ある限られた一部のデータを反映したに過ぎませんのでご注意ください。

まず数量の上位3位ですが以下の通りです。
1位 鉄       59%
2位 真鍮(黄銅)  23%
3位 ステンレス   8%
以下その他

調査はしていませんがナットやワッシャーも近い結果が予想されます。
なぜかと言いますと一般的にはねじとナットは同じ材質をするからです。

こちらも予想ですがボルトになると真鍮の割合が減ると予想されます。
この予測の根拠を知るためには設計者がねじの材質を選ぶ選定基準を知る必要があります。
以下は全てではありませんが材質毎の使用目的です。
 1、ねじに鉄を使用するメリットとデメリット  
メリットとしては「ねじに使用される材料の中で一番安い」「加工がしやすい」「電気を通す」など他にも色々ありますが、最大のメリットはやはり「安い」です。つまり特に他に条件がなければ、まず鉄の材料を使用してよいといえあす。逆にデメリットは「錆びやすい」が一番大きいと言えます。この錆を防ぐためにメッキをするわけですが、絶対錆びない事は不可能なので結局単価と折り合いをつける事になります。
 2、ねじに真鍮を使用するメリットとデメリット
  メリットは色々ありますが一番大きな二つとしては「錆びづらい」「電気を通しやすい」などがありますが、ステンレスの方がさらに錆びづらい上に単価は鉄より高くなります。やはり電気を通しやすいという点での使用目的が多いといえるでしょう。また、デメリットとしては「鉄より高い」「強度が上がらない」になります。
 3、ねじにステンレスを使用するメリットとデメリット
  誰もが知っているステンレスと言えば「錆びづらい」だと思いますが、もうひとつのメリットは「強度がある」です。とは言えねじにステンレスを使用する目的の大半は「錆づらい」であると言えます。また、最大のデメリットは「高い」であると言って間違いないでしょう。とはいえやはり優れた材料である事には違いないです。

先ほどのボルトの話に戻ると、ボルトはそもそも使用目的として強度を重視したねじです。その為、強度の上がらない真鍮が使用される事が少ない理由はそこにあると考えられます。


上記データを総括すると
価格    高  ステンレス>真鍮>鉄  安
強度    高  ステンレス、鉄>真鍮  低  
(熱処理によって鉄は変わる上強度の定義によっても変わるのでステンとの比較はしていません)
通電性   高  真鍮>鉄>ステンレス  低
錆びにくさ 良  ステンレス>真鍮>鉄  悪  

データの結果の真鍮の23%はデータを集計したデータソースがかなり通信関連の用途に偏っていた事もあると言えます。

考えてみれば当然の事ですがねじの材料を選ぶ時は以下の選定基準で基本的に問題ないと思います。
 錆びたら困る場所や錆びやすい場所:ステンレス
 価格重視:鉄
 通電性が鉄より必要:真鍮
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takaaki

Author:takaaki
ねじ・ナット・ボルト・ワッシャーに関するブログを書いています。
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